想い
いつもお読みいただきありがとうございます。
WA-Smileの和香絢子です。
私が作法のお教室に通い始めたのは、社長秘書をしている時でした。
短大の秘書科を卒業し、上級秘書士の資格も得たのですがいざ社会に出ると
知らないことばかりでした。
途中から採用担当と兼任で社長秘書をすることになり、研修の担当もしていたのですが
うわべだけの知識でビジネスマナー研修の講師をする自分は許せませんでした。
秘書として自分のせいで社長に恥をかかせるわけにはいかない!
薄っぺらい知識でビジネスマナーを新入社員に教えるわけにはいかない!
と言う理由から作法教室へ通い始めました。
産業カウンセラーの講座にも通っていたのでまさに休みなし!
でもあの頃が一番楽しかったと思うくらい全く苦ではありませんでした。
あの時に学んだ作法は、私が今生活をする上で至る所で役立っています。
知らなかった時の自分のような人が沢山いるならば、この知識をお伝えしたい。
誰だって人に不快な思いをさせたくないはず。
でも知識がないせいで、知らない間に不快な思いをさせているかもしれない。
お友達のお家で出されたティーカップ、両手で持っていませんか?
一見、手を添えていて美しく思えるかもしれません。
ところが、「ぬるいです」っていうサインになってしまっているんです。
私は、自分の子供にも日本人の思いやりの心、作法を教えて行きたいです。
大きな花を咲かせるには、根っこからしっかり水分や栄養を吸わないといけません。
その根っこの部分が作法だと思っています。
人は一人では生きていけません。
多くの人と出会い、関わり合い生きていきます。
だとしたら、作法を身につけて損なことなど一つもないのです。
同じ人間の数ならば、作法を身につけている人が多い方が幸せだと思います。
なので、私は一人でも多くの方に作法を身近に感じ、日々の生活で取り入れていただきたい。
そしてそこから、親から子へ語り継いでいただきたい。
日本は思いやりの国。東京オリンピックも「おもてなし」が話題でしたね。
ですが、欧米化が進んで少しずつ薄れてしまっているようにも感じます。
作法とは「思いやりの心」。
思いやりを持って接してもらえたら、またその人も思いやりをお返ししたくなる。
心理学でいう返報性の原理です。
負のスパイラルという言葉を聞きますが、その逆の天使のスパイラルが起きるように・・・
多くの人が幸せになれるように・・・
そんな想いからこの講座を始めようと思いました。
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